サブで使っているストラトキャスター(フェンダーのメキシコ製)のブリッジに色々と不満が増えてきたので思い切ってトレモロユニット全体を交換することにしました。
現状の問題点は次の3つです。
・弦間ピッチが広く弦落ちするのが不安
・テンションスプリングを入れてもアームが止まらない
・弦交換のときにトレモロブロックにボールエンドがはまって外せない
今回交換するブリッジは Wilkinson の WVP6SB-CR というもので、弦間ピッチは10.8mm になっています。
もともとついていた純正のブリッジの弦間ピッチは11.3mmで、全体では約2.5mm ほど狭くなります。
アームの固定方法もネジ式ではなく、アームを差し込んだ後トレモロブロックにある小さな6角ネジをしめる方式で、動かして位置で止まってくれます。
トレモロブロックはスチール製で、もともとの亜鉛ダイキャストとは異なる素材が使われています。重量もやや重く、もともとの 322g から 335g に増加しました。(サドルも含む)
弦を通す穴も一列には並んでおらず、ブリッジに向かう弦の角度が一定になるように工夫されています。これにより弦のテンションのバラ付きが抑えられるようです。
トレモロ用の4つのスプリングが付属しますが内1本はフックがねじれていて使えなかったのでこれまで通り3本掛けで行くことにしました。
バネを掛けるための金属パーツも付属しているのですが調整ネジの間隔が狭く、ネジ穴の開け直しが必要になりそうだったのでこのパーツは交換せずに元のパーツをそのまま使うことにしました。
調整ネジをかなり緩めてもフローティングしてくれなかったのでブリッジはベタ付けにしました。スプリングを柔らかいものにするか2本に減らすといいのかもしれませんが、チューニングに不安が出るのとアームアップすることは殆ど無いのでこれで良しとします。
ブリッジのコマは薄いプレスではなくガッチリしたブロックタイプのものになります。ブリッジプレートの縁も厚みがありモダンな見た目です。ロック式ではないので使い勝手はこれまで通りです。
今回の交換で弦落ちの不安感は軽減され、アームが動いてしまう問題や弦が外せなくなる問題も一気に解決しました。ベタ付けにしたせいが大きいですが音の方は生鳴りが減ってサスティンが伸びたように感じます。