9V で動作するコンパクトタイプのグラフィックイコライザーは案外種類が少なく、こちらの BOSS GE-7 か MXR のM109 あたりが定番です。
MXR のイコライザーに関してはこちらの記事で書いたので今回は GE-7 に焦点を当てて紹介しようと思います。
M109 は 6バンドですが、GE-7 は 7バンド・イコライザーなので 6.4kHz の音域を調整出来ます。
このあたりはかなり高い音域で鋭い倍音などの成分が多く含まれています。
普段スタジオなどで置かれている Marshall JCM900 等ではギラギラとした高音域が耳に刺さるほど出てしまい、アンプ側のイコライザーだけでは抑えきれないことがあります。
そういった場合このエフェクターで 3.2kHz 〜 6.4kHz を削るとバランスの取れた音になります。
M109 に比べるとブースト・カットできる量はわずかに少ないですが、極端なセッティングをすることはまず無いので困ることはありません。
また、GE-7 は Level の調整ができるので歪み系の前につないで踏んだ時だけブーストするという使い方もできます。
私の場合あまりブースト目的で使うことはありませんが、練習時のハウリング解消や出過ぎる音域を削るために常に足元に置いておくことがほとんどです。